Simpool

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世界のゲーム市場は近年急成長中で、市場調査会社NewZooによると2018年でUS$137.9B規模、業界全体で前年比13%の上昇、その成長は今後も続くとみられている[i]。ゲーム市場の成長に伴い、様々なタイプの新しいゲームが次々と開発されているが、無料配信が主流のソーシャルゲーム(オンラインゲームを含む)においては、プレイヤーがどのタイミングで課金をするかが重要なポイントとなる。

Simpool は、ソーシャルゲーム開発において、課金のポイントなどを、より効果的に設定するためのシミュレーションシステム。CEOのガイ・バル-サデーは「A地点-B地点の道路上のどこにガソリンスタンドを置いて、どのタイミングでそれを知らせれば、どの大きさの自動車が給油に来るかをシミュレートするようなもの。道路をゲームに、給油を課金に、車をプレイヤーに置き換えて。」と例える。

現在は、ゲームのシミュレーションは、β版によるABテストやローンチ後の実際の利用の中から、もしくは感覚に任せてしまうかのどれかが主な手段であるという。ABテストは十分なデータを集めるには膨大な時間や費用がかかり、実地でのシミュレートは大きな損失が生じる恐れもある。けれどSimpoolによると、「このサービスを利用すれば、利用しない場合に比較して、25%の時間で5倍のシミュレートが可能になる」という。

AIとビッグデータを使った独自のアルゴリズムにより、1.ゲームの中の経済設定上の落とし穴を特定 2.異なるゲーム習慣を持った100万人規模のユーザーの行動をシミュレート 3.データをリアルタイムで可視化すること を可能にした。ゲームの開発者は、それぞれにパラメータを変更させ、ゲームのマネタイズポイントを調整し、繰り返しシミュレートすることができる。

CEOのガイ氏は、元ゲーム開発者。「いくつもゲームを作り、他の開発者にアドバイスをするうちに、同じポイントを繰り返している自分に気づいた。手間暇時間をかけて何度も何度も同じことを繰り返し説明してみせるのが面倒になった。ボタン一つでシミュレートしてそれを可視化してくれるシステムが欲しかった。」という。料金は企業ごと、開発ゲームの数や規模により月極となる。大抵は、課金で得られる金額の、最大で2%程度の費用でおさまるという。現在、Simpoolはオランダとイスラエルのゲーム会社にサービスを提供中。さらなる市場開発のための資金調達をしながら、日本のゲーム市場にも熱い視線を注いでいる。